包丁の数え方

包丁の単位について

包丁の数え方の単位は実は1つではありません。有名なものとしては「丁(ちょう)」というのがあります。一丁(いっちょう)、二丁(にちょう)と数える方法です。ですが、もっと簡単に数える方法として「本」というのもがあります。小さい子など難しい言葉がわからない場合などは包丁を一本二本という単位で数えます。

これは見たまま細長いものが多いため、一般的に「本」と数えることが多いためです。そのほかにも包丁は一挺(いっちょう)と数える場合もあります。読み方は「丁」と同じですが、字が違います。

これはその時代、または場所によって呼び方が違うためにあるといわれていますが、はっきりとしたことはわかっていません。
ですが、実は「丁」も「挺」もどちらも「細長いもの」を数えるということについては同じ意味を持ちます。

同じようにこの単位で数えるものに銃や槍、ろうそくや三味線などがあります。すべて細長い形をしています。その為、同じ様に「丁」や「挺」で数えます。持ち柄を数えるという意味で一柄(ひとえ、ひとへい)と数えることもあります。

「柄」という漢字自体が元々刀剣の手で握る部分のことを言い、その一つ一つを数える単位でした。包丁も使いやすさや安全のためつけた柄をつけていた為、この単位で数えられることがあります。しかしながら、現在も昔もあまり一般的ではありません。

多くの人は大体が「丁」か「本」で数えます。包丁自体の歴史は古く、刀剣と同じかもしくはそれよりも古いと言われています。日本で最古のものは現存しているものしては正倉院にあるものです。

使用されていたものとしてはそれよりも古いと言われています。つまり、そのころから包丁は日本の文化に関わってきており、数え方も広がっていきました。
その後、今の形に固まったのは平安時代とも江戸時代とも言われていますが、数え方はその後場所や用途によって変化してきました。

関西や関東で形が違って、その際にも呼び方が違っていたとも言われていますが、最終的には「丁」か「本」という呼び方で集約されました。

最近では専門的な包丁、刺身包丁や出刃包丁などは一丁二丁と呼び、子供用などは一本二本と数えることが多いです。
また料理をする人は「丁」を使うことが多く、専門的な呼び方と思われていることが多いです。

その為「本」で呼ぶことが幼いと考えられることが多いですが、「丁」も細長いものを数えるという点では「本」と変わりはありません。